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ダイヤモンドのクラリティ

ダイヤモンドについて

ダイヤモンドのクラリティ

3つめのCはクラリティ(Clarity)です。
クラリティとはダイヤモンドの透明度を表すときに使います。

ダイヤモンドは地中奥深くの高温高圧下で何億年もの時間をかけて生成されることは何度もお話ししてきました。その生成の過程で、多くのダイヤモンドは不純物を取り込んでしまったり、表面に傷や欠けなどが出来てしまいます。不純物による内部の特徴のことを「インクルージョン」、傷や欠けによる外部の特徴のことを「ブレミッシュ」と呼びます。

このインクルージョンとブレミッシュがダイヤモンドのクラリティに影響を及ぼします。これらの特徴が少なければ良いとは一概には言えず、その他の要素もクラリティの評価に影響を与えます。具体的には、特徴の大きさ・性質・色・位置・レリーフ・数が考慮されます。

クラリティの評価は全部で6つあります。評価の仕方としては、ダイヤモンドを10倍にしたときに見える特徴で決められます。
各評価に付いては以下の通りです。

FL フローレス

クラリティの最高評価です。プロの鑑定士が鑑定しても、インクルージョンやブレミッシュが全く見えない状態を指します。とても希少で高く、ジュエリー界に長くいる人でもFLのダイヤモンドを見たことが有る人は少ないと言われています。もし、このページを閲覧してくださっている方の中で、FLのダイヤモンドを持っている方がいましたら、そのダイヤモンドを大切になさってください(笑)

IF インターナリー フローレス

インクルージョンは見えませんが、軽いブレミッシュが見える状態のことを指します。市場に出回るダイヤモンドで最も高いクラリティの評価とされています。

VVS1・VVS2 ベリーベリー スライトリー インクルーテッド

一般人はもちろんプロの鑑定士でも10倍の倍率で見て、なんとか確認できるかできないかレベルのインクルージョンがあるダイヤモンドにこの評価は付けられます。VVS1の方が高い評価です。

VS1・VS2 ベリースライトリーインクルーテッド

一般人が10倍の倍率で見ても確認できませんが、プロの鑑定士であればなんとか確認できるくらいのインクルージョンがあります。

SI1・SI2 スライトリーインクルーテッド

一般人が肉眼では確認できませんが、10倍の倍率で見ればなんとか確認できるくらいのインクルージョンがあります。

I1・I2・I3 インクルーテッド

大きなインクルージョンがあり、クラリティはもちろんのことダイヤモンド自身の輝きにも影響を及ぼすことが有ります。市場では、この評価のダイヤモンドは結婚指輪などの単体のジュエリーとして使われることはなく、ファッションジュエリーとして使われることが多いです。

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