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ダイヤモンドの歴史

ダイヤモンドについて

ダイヤモンドの歴史

ダイヤモンドは途方もない時間をかけて生成されました。そのため、その歴史も長く、現在見つかっているダイヤモンドの中で最古のものは約45億年前に生成されたものです。

約45億年前の時代は冥王代と呼ばれており、この冥王代の時代に地殻と海が形成され、さらには地球史上初の生命が誕生したと言われています。地球初の生命が誕生したときには既に最古のダイヤモンドが生成されていたと思うとダイヤモンドへの見る目が結構変わってきそうですね。

そんなダイヤモンドが人類に見つかったのは紀元前7・8世紀のインドにある河川だと言われています。
地中奥深くにあったはずのダイヤモンドが見つかった理由として、火山活動に伴うマグマの噴出で地表付近に出てきたことが挙げられます。
最初は研磨するという考えがなかったため、ただの硬い石と思われていました。その硬すぎる性質から次第に魔除けやお守りとして使われるようになりました。

装飾石ではなくパワーストーンとしての利用が多かったせいか、装飾石のルビーの8分の1程度の金額で取引されていたようです。そんな硬いだけのダイヤモンドを取引し続けた人たちがいます。それは商売において並ぶ者はいないと言われているユダヤ人です。
彼らはダイヤモンドの本来の価値が知られるずっと前からダイヤモンドを取引し続けていました。

その結果、ダイヤモンド市場は拡大し、ダイヤモンド産地の9割以上を支配するに至りました。
そんなダイヤモンドの真価が世間に知られるきっかけは、15世紀にベルギーでダイヤモンドをダイヤモンドで磨くという手法が発明されたことです。これによりダイヤモンドが持つ美しさが世界中に広がり、装飾石として確固たる地位を築いていきます。

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