鉱物とは?
そもそも鉱物ってなんでしょう?
鉱物の定義は様々ですが、今回は最も代表的な定義を紹介します。
鉱物の定義は全部で3つあります。
1:固体の物質で性質が均一なこと
2:自然に出来ること
3:無機物
です。
それぞれ詳しく説明していきます。
固体の物質で性質が均一
これは誰もが納得できることだと思います。
鉱物と聞いて、液状のものや目に見えないものを想像する人はいないと思います。
また鉱物は、その鉱物が持つ性質は均一です。
これだけではイメージしずらいと思うので、具合例を挙げて説明していこうと思います。
例えば、水晶という鉱物が1つ目の前にあります。
その水晶のどこを切り取っても、切り取った場所は水晶ということです。
自然に出来ること
鉱物は溶岩が冷める時や、岩石が埋まる際に圧力・温度が上昇することで、できます。
つまり、生産者が自然ということです。
また、温泉のような熱い水が岩石の割れ目などを通過するときに、熱水中に溶解した物質と岩石中の鉱物が反応することによって、新しい鉱物ができたりします。
人工的に生成されたダイヤモンドや真珠などは鉱物と呼ぶことは出来ません。
裏を返すと、自然にできた氷などは鉱物ということができます。
こう聞くと、鉱物の印象がだいぶ変わってきますよね。
無機物である
無機物って何?と思う方もいらっしゃると思います。
そもそも無機物とは、物の関係しない自然過程によってできた物質という意味です。
なので、氷砂糖は一見無機物のように思えますが植物(サトウキビ)から作られているので、有機物に分類されます。
例えば、氷砂糖は結晶質ですが、植物から生成される有機物であるため、鉱物ではありません。
一方で岩塩は、海水などが蒸発して結晶質化するため、鉱物の仲間に入ります。
石炭は、植物が堆積し、埋没・続成作用により生成した物なので、厳密にいえば鉱物ではありません。